留学先の高校からアメリカ、カナダの大学へ進学する
アメリカやカナダの大学には、日本の様な学校別の入学試験がありません。
アメリカやカナダの大学に進学する場合は、IB Diploma Programme などの資格や、SAT の得点結果が入学の判定材料となります。それに加え、高校在学中の成績も大切な要素の一つです。9~10年では高校の必修科目を、11~12年生になると大学進学を念頭に置いた科目の勉強が中心となりますが、どちらも好成績を収めれば進学の選択肢もグンと広がります。他にもAP、TOEFL iBT、ACT(American College Test Program)など色々な資格や試験があります。高校在学中のできるだけ早い時期に方向性を決めて、大学の進学に備えてしっかりと準備することが大切です。
※公立、私立を問わず、IB ProgrammeやAPの取得を卒業要件としている高校があります。
高校卒業までにしておくこと
カナダの高校
カナダでは、高校の必修科目を修了するだけでは卒業証書を取得することはできない学校があります。「IB Programme」や「AP(Advanced Placement)」を必修としている高校では、そのプログラムに沿ったカリキュラムを履修し、試験に合格する必要があります。プログラムを修了できないと、その高等学校の卒業証書は発行されません。ただし、各プロビンス(州)の教育省が発行する卒業証書は取得できます。
「IB Programme」を修了していないと入学が困難な大学もあります。アメリカの大学へ入学する際も通用する国際的なプログラムなので、高校を卒業するまでに挑戦して取得しておくことをおすすめします。
アメリカの高校
アメリカでは全米大学入学共通試験「SAT」を高校卒業までに受験することをおすすめします。SATは3科目で各800点満点、合計2400点満点です。卒業までに少なくとも1900~2000点はクリアしておきましょう。高校卒業後、大学や大学院へ進学する場合、高校時代の成績と共に「IB Programme」「ACT」及び「SAT」の成績が大きな威力を発揮します。