中学・高校留学にかかる費用
留学費用は「学費」「生活費」「交通費」
中学・高校留学にかかる費用は、大きく分けると「学費」「生活費」「交通費」の3つです。
学費の平均は5万ドル前後
アメリカ・カナダにあるボーディングスクールの年間学費（授業料＋学業関連費＋寮費＋食費）は4万ドル～6万ドルがもっとも多く、平均は5万ドル前後です。学校によっては、学費以外にESL（留学生向け英語コース）や個別指導の費用、課外活動の交通費などが別途かかります。また、入学申請時に200～250ドルの申込金（いわゆる受験料）が必要です。
生活費＋交通費で学費の1～3割が目安
生活費と交通費に、だいたい学費の1～3割かかるケースが多いようです。ただし、キャンパスのある州、都市、町の物価水準や立地に大きく左右されるので、あくまで大まかな目安としてお考えください。
中学生・高校生の留学にかかる費用の中で、生活費が占める割合はごく小さなものです。ボーディングスクールの学費には寮費や食費がふくまれているので、「食」と「住」にあまり費用がかからないからです。週末、町に出かけた時に細々とした日用品やお菓子、ジュースなどを購入するため、お小遣いが入り用となるぐらいです。
交通費の大半を占めるのは渡航、帰国にかかる航空運賃です。ただし、キャンパスの立地によっては、最寄りの空港までの交通費が200ドル以上かかるケースもあります。1年に何度帰国するかは人によりまちまちですが、ロングウィークエンドや季節ごとの休み期間中は寮が閉鎖されるので、あらかじめ予定を立てておきましょう。
留学費用を3～4割安くする方法
留学費用を安くするには、費用の中でもっとも大きな割合を占める学費をいかにおさえるかがポイントになります。
そこで留学先として有力な選択肢となるのが学費4万ドル以下のボーディングスクールです。学校数が多いアメリカは学費一つとっても選択肢が豊富で、キャンパスの立地、教会や団体からのサポート、州からの補助金などの理由で比較的学費の安いボーディングスクールが数多くあります。たとえばイーピーフォーラムがおすすめする Olney Friends School は年間学費32,300ドル、平均的な学費（5万ドル前後）の学校と比べて6割程度の費用で留学できます。
カナダのボーディングスクールへの留学も有力な選択肢の一つです。カナダドルはアメリカドルと比べて円高傾向にあるので、その時々の為替相場にもよりますが、たとえば同じ5万ドルの学費であっても、カナダの方が50～60万円ほど安くなります。物価もカナダの方が割安なので、留学費用をおさえたい場合はカナダ留学も一考の価値ありです。
