中学・高校留学のベストタイミングは?
小学生から英語を学ぶ今~留学も早いほうがいい?
イーピーフォーラムは中学2年生~高校1年生からの留学をおすすめします。とくに、義務教育である日本の中学校を卒業して、「国語力」 をはじめとする基本的な学力ができあがってからの留学は、早すぎず、遅すぎず、ちょうどよいタイミングです。また、若い学年ほど入学時にもとめられる英語力のハードルは下がるので、主要科目の成績がよければ難関ボーディングスクールへの入学も夢ではありません。
大切なのは基本的な学力
アメリカ・カナダへの留学には英語という 「コトバのかべ」 が立ちはだかります。しかも、英語が得意ならかんたんに乗りこえられるか?といえば、答えは 「No」 です。「コトバのかべ」 を乗りこえて、数学・理科・社会などの学習科目を英語で理解できるようになるためには、「読み・書き・そろばん」 をはじめとする基本的な学力がもとめられます。
たとえば数学の文章問題。解答するには 「なにを問うているのか?」 を読み解く国語力と、答えを導きだすための計算力が必要です。日本語でわからないことは英語でもわかりませんし、日本語で答えられないことは英語でも答えられません。英語力を生かすには、まず読解力・計算力をはじめとする基本的な学力がもとめられます。
「読み (Reading)・書き (Writing)・そろばん (Mathematics)」 を重視するのはアメリカも同じです。高校の入学判定では中学時代の国語や数学の成績が注目されますし、入学後すぐに英語と数学の実力テストをすることからもうなずける話でしょう。
日本の小学~中学校のカリキュラムはよくできていて、小学校では日本語の仕組みをしっかりと覚えて、読み方、書き方、算数の基本を学び、中学校ではその底上げと仕上げができるようになっています。中学校を卒業するころには自分で考え、判断し、行動するために必要な学力と自意識が身についています。
急がば回れ――留学はそれからでも遅くありません。十代は十分に若く頭もやわらかいので、英語力もすごいスピードで向上します。基本的な学力を身につけてから留学をすれば「コトバのかべ」もらくらく乗りこえられるでしょう。そのとき、はじめて留学はあなたの血となり肉となります。
関連情報
高校から留学すれば、欧米の大学へ楽々進学できる?
もし、アメリカ・カナダの大学へ進学を考えているなら、高校からの留学をおすすめします。欧米のボーディングスクール、とくに100年、200年と歴史のある高校は、多くの大学と深いつながりをもっています。たとえば、カリフォルニアのある高校には、毎年TOEFLで一定以上の点数をとれば、西海岸の名門大学へ進学できる制度があります。イメージとしては、日本の指定校推薦に近いでしょうか。その高校が推薦する生徒であれば安心して受けいれられる、学校間の長年にわたる信頼関係があるからこそです。
英語力、という点でも高校からの留学がおすすめです。大学は入学する時点で、一定以上の英語力がもとめられます。それに対して、高校はまず国数理社といった基本的な学力に注目します。英語力がそれほど高くなくても入学できる高校は数多くあり、一から面倒をみてくれます。
とくに留学生を多く受けいれている学校は、日本人をふくむアジア人が、英語による聞きとりや会話を苦手としていることをよく知っているので、初級レベルからみっちりと指導してくれます。
そのうえ、授業は対話と討論が中心。高校卒業まで英語だらけの中で学べば、大学の授業にも余裕をもってついていける「英語力」と「度胸」が身につきます。
専門分野を学ぶ場所である大学。先に「英語学習」をすませておけば、大学では本当に自分がやりたいことに集中できます。欧米の大学進学に直結する道、高校留学。一度考えてみませんか?