高校留学は主要科目の成績が大切
留学というと、まず英会話やTOEFL Jr.の得点など「英語」に関することを考えてしまいがちです。もちろん英語は大切ですが、高校留学は語学留学とちがい、英語を学ぶことがメインではありません。あくまで英語をふくめた「高校の教科・科目」を学ぶ場です。
そのため、高校の入学選考では、国数理社など主要科目の成績が注目されます。主要科目の成績がよければ、基本的な「学ぶ力」が身についていると判断できるからです。留学を目指すのであれば、日本の中学・高校で主要科目の成績を十分にあげておきましょう。優良可の3段階評価であれば「良」以上、5段階評価であれば「4」以上の成績がのぞましいです。
主要科目の成績がよい学生は、英語もすぐできるようになる
ボーディングスクールの入学担当責任者と話をしていると「主要科目の成績がよければ、英語は多少苦手でも受けいれる」との声をよく聞きます。なぜなのでしょうか。どんな指導をすれば授業や学校生活に不自由のない英語力を身につけることができるか――留学生を多く受けいれている学校は、長年の経験からその方法論・ノウハウをもっています。
たとえば、ある学校では日本人が「ヒアリング」と「スピーキング」を苦手としていることをよく知っています。そのため、入学直後からヒアリングとスピーキングをマンツーマンで集中的に指導するプログラムを用意しています。学習プログラムが整っていれば、あとは指導についてこれるかどうか、学生の「学ぶ力」次第です。だからこそ、基本的な学力をすでに身につけている学生を学校は選ぶのです。